デリシャスタイム

ただ感情の隆起した部分をここに詰め込んでるだけです。

音学収穫祭 ライブレポ

音楽収穫祭という学生のサーキットフェスに行ってライターとして行ったんですが、全然ただたんに小学生の感想みたいになってしまった。

ただ自分の気持だけを文字に乗せてみたのでロッキンのインタビューくらいありますが、公開だけしとく。

 

HeartLAND

 

ついに始まった音収祭

このライブハウスの独特の臭い、雰囲気、感覚が出演者全員を包み込んで迎えた。

広さは大体縦は大股5歩分、横は11歩分くらいだった。

出演バンドは21組どんな演奏を見せてくれるのか。各々が持つ楽器やエフェクターケースには好きなバンドのシールだろうか。めちゃくちゃにライブ祭感があって好きだ。

このHeartLandは比較的ラウド系のバンドが多く、ゴリゴリのキッズたちで溢れていた。

 

本番前、出演者含め70,80以上はいる人数がこのハコの中にあつまり、各バンドの自己紹介が始まる。

一番印象にのこってるのは、最後のサラダチキンが放ったこの言葉「トリやりまーす」この言葉は狙ってか狙わずか、サラダチキンだけに??と突っ込みたくなる自己紹介だった。

 

オープニングが始まり、様々な説明が終わる。

ツイッターを活用したゲームや、インスタ映えのするボードなど様々な工夫がなされてこの音収祭は成り立っている。

 

始まりの合図とともに最初のバンドはNATA DE COCOだ。

「どうもこんにちは、Fラン大学から来ましたNATA DE COCOと申しますよろしくお願いします。」というMCから入り、トップバッターを飾るこのバンドはヤバイTシャツ屋さんのコピバン。

いかにも!と思えるつかみで会場の空気をつかむ。

最初に観客に手を挙げさせ、「みんなが手を挙げないと始まらないタイプの曲となっております」とヤバTおなじみの煽りから「無線LANばり便利!」で盛り上げた。

余談だけど、もしヤバTがもっとスタイリッシュになって、イケてる大学生やってて、WEAREとかに投稿するようになったらNATA DE COCOになると思う。 

自分たちのことをFラン出身と豪語するあたり、ヤバTの偏差値20下げる音楽というものへのリスペクトを感じられて面白い。

2曲目に貴志駅周辺なんにもないではおなじみの長いフレーズのコールアンドレスポンスが炸裂。

3曲目はヤバTの十八番、「集まれパーティーピーポー」で大きな盛り上がりを見せた。

 

2バンド目は鶯

ELLEGARDENtacicaのコピバンである彼女らは3ピースで、ボーカルの声が最高にいい。

1曲目にELLEGARDENの「高架線」この名曲で最高にエモい雰囲気を作り出し、MCで「夏休み残り少ないけど、楽しめたら良いですね。」なんて言って夏の終わりにエモさ倍増。

2曲めにtacicaの「LEO」アニメハイキューのOPにもなっているこの曲。 エモエモな感じで終わらせてくる。

彼女の声は透き通っていて歌詞が入っていきやすい。

あと、かわいい。ビレバンで働いててほしい。

 

 

3バンド目はyaotune

三重大学から来た彼ら。

三組目にしてはやくも前のほうは埋まってきている。

SHANKのコピバンである彼らはたぶんこのハコが求めているものをわかっている。

メロコアキッズが絶対喜ぶやつをぶつけてくる。

魂のこもった歌声とゴリゴリに力強いベース、耳に染み渡るギターの1音1音が最高にかっこいい。

グッドメロディを我々のもとに全力で届けてくれた。

王道メロコアへの完璧リスペクトはもちろん、自分たちの信念も忘れずに演奏していて、会場全体の心を鷲掴みにしていた。

 

 

4バンド目はAt mark

四日市大学から来た彼ら。

DOSEのコピバンである彼らは誰もが知るあの「修羅」からはじまる。

声がそうとう渋い。

良い例えなのかは分からないが、甲本ヒロトの歌声の哀愁ゲージを最大まで振り切るとこの声になると思った。

修羅の一番の決め所。「yeah yeah」のところが最高にエモい。

ハスキーな声だが、ちゃんと耳に届いてくるこの声がたまらなく良い。

 

5バンド目はいちおくろっく

ワンオクのコピバン

藤田衛生保健大学からやってきた彼ら。

可愛い声とは裏腹にあつい歌声。

「完全感覚Dremer」では完成された力強いドラムとサビの盛り上がりにむけてのブレイクのかっこよさは異常だった。

ハイトーンボイスでみせてくるワンオクもまたいい。

 

6バンド目はyouth

NUNBER GIRLコピーバンド

なんと滋賀県からやってくるという変態っぷり。ナンバガ好きなだけあって変態っぷりを最初から前回で出していく。

正直ライターの私はこのバンドに一番期待を寄せていた。

なんでかって、それはyouthのフロントマンが完全に向井秀徳だからだ。

もう見た目だけで本能寺でずっとずっと待ってそうだし、ボールにいっぱいのポテサラを食べたそうにしてる。

野生の向井秀徳って下北沢に生息してるのは知ってるけど、滋賀県にもいたのかよ。知らなかったぜ(笑)

雰囲気だけでエモい

MCでの喋り方と口調には向井秀徳へのリスペクトしか感じない。

1曲目は「NUM-AMI-DABUTZ」

この曲、向井秀徳の声そっくりだった。あとサウンドも相当近いものを感じた。

向井秀徳が憑依してるような迫力。声も歌い方も、全部リスペクトってレベルじゃない完成度。 そうとうな変態だなこりゃ

ここでMCが入り、フロントマンの彼が自分たちのバンドの由来(youthの由来)を話し始める。

Sonic Youtheastern youthを敬愛していて、そこからとったとか言ってたし、ブッチャーズのアルバムの名前からもとったとか言ってたけど、影響されてる音楽まで向井秀徳と一致するあたり、かなりのリスペクトだし、こんだけ完コピされちゃったら参っちゃうレベル。

あんたたぶん生まれる時代間違えてるよ。笑

なんかギター男だけど今思い出すと田渕ひさ子だったかもしれない。

そして2曲目は「鉄風_鋭くなって」

ずるいよ。 こんなのナンバガ好きな俺絶対喜ぶにきまってんじゃん。

今度は「OMOIDE IM MY HEAD」と最後に「透明少女」もよろしく。 

正直、俺達の世代じゃもう生では聴くことのできないあの伝説のバンド、NUMBER GIRLが聞けた気がして感動したよ。

 

7バンド目はツナ缶

愛工大から来た彼らはLiSAアジカンのコピバンだ。

白い服で身をつつんだ女性ボーカルがクールな歌声を見せる。

そして、曲の途中でドラムが写真撮影をしだすというカオスっぷり。

ギターの動きは完全にHey-Smithの満さんの動きだったし、途中でカオスすぎて3弦が切れるハプニング。

しかし、誰かからギターを借りて演奏が再開するというバンドマンの友情が見れるシーンも!

2曲目にアジカンの「リライト」を清々しく響き渡らせて終了。

バンドマンらしい素晴らしい光景でした!

 

 

ここからは第2部

8バンド目はSilence iz Mine

SiMのコピバンということもあり、堂々ったる爆音っぷりを見せる。

1曲目の「Get Up, Get Up」からかなりの盛り上げを見せる。そして、二曲目の「Killing me」ではキッズたちが各々に踊り、暴れまくって箱を縦に揺らしてみせた。

最高に熱い演奏をありがとう!

 

9バンド目はアイドルバンド

東海学園大学からきた彼らは全員一年生で、ライブハウスの経験もあまりないといいながらも、力強い堂々ったる演奏を見せてくれた。

1曲目にワンオクの「The Begining」のカバーで観客の興味を惹き

2曲ELLEGARDENの「ジターバグ」のカバーで完璧に我々の心を鷲掴みにしていた。

選曲と、演奏共に最高のバンドだった!

 

10バンド目はLDS

彼らはL'ArcenCielのコピバンである。

最初にシンセサイザーの音から始まり、緊張感を演出し、箱いっぱいの観客の心を掴んだ。

難しいラルクの歌をこれだけ完璧に見せてくれるのはアガらざるをえない。

途中のMCでは、「東京大学からきました~LDSです!」という入りでつかみで笑いをとりボーカルはラルクが実は好きではないという衝撃告白!!

そしてシンセサイザーの顔がジャンヌ・ダルクkiyoにめっちゃにてるというネタまで、MCがが面白い!!

最後に「GOOD LUCK MY WAYでかなりの手があがり、会場の一体感とかっこよさを見せてくれた!

男女問わずかなりの盛り上げを見せていた彼らに盛大な拍手を!!

 

 

11バンド目はscratcherだ。彼らはワンオク

一曲目にワンオクの「皆無」でボルテージを上げてくれた!!

結成して間もないながらも高いクオリティ演奏を見せた彼ら。

ベースがサンダーバードというかっこよさが個人的に最高だった。

 

12バンド目はZENT

My Hair is Badのコピバン

最初にあの定番曲「真赤」で会場を盛り上げた。

正直かなり声質が椎木知仁ににてた。特にサビが完全に椎木の感情のこもり方とおなじそれを感じた。

それと演奏のクオリティの高さも相まって最高のライブが繰り広げられた。

ZENTの5人はそれぞれ違う場所で活動してるが音楽を通じて知り合った仲間だという。

そして、全力で楽しむことをモットーとしているという熱いMCから、2曲めはなんとオリジナル曲を披露。その名も「Answer

彼らの音楽を全力で楽しむという考えへ音楽で答えを出した。そんな曲に仕上がっていた。

 

13バンド目はゴリラ動物園

名前からしてヤバイ感じしかしない。

彼らはAttilaのコピバン。

1曲目に「Payback」から入り、多分尺全部終始ゴリゴリのデスボイスだけでやってたと思う。

一言で感想を言うとしたらシャウトアンドシャウトアンドシャウトだ。

クオリティの高さはかなりのものだった。 パフォーマンスも最高だったし。

バンド名がゴリラ動物園でよかったよ。 

もしパンダ動物園とかだったら正直温度差で風引いてた。いや、風邪引くどころじゃ済まないね。

たぶん動物園の頑丈な檻から出てくるくらいの荒れ狂ったゴリラが憑依してた。たぶん最強のゴリラたちがバンドやってたらこんな感じ。それくらいに迫力がすごかった。

ゴリゴリのラウドをありがとう!ゴリラ動物園!

 

14バンド目

Life finds a way

BeartoothBullet For My Valentineのコピバン

Beartoothを知らなかったので家で調べてみたが、正直バチクソかっけぇ。

んでもってLife finds a wayと聴き比べてみたけどかなりの仕上がりっぷりで、クオリティの高さは最高峰のものだった。

彼らはみんなにこのバンドが一番盛り上がってると言われたい。そんな気持ちでこのライブに挑んでいて、そんなメッセージから繰り出されるバンドの叫び声っていうのが響き渡った。

最高にカッコイイバンドでした!

 

15バンド目はここあ♡はAlexandrosのコピバン!

金城学園大学からきた彼女らはこの21組の中でも数少ないガールズバンドだ。

フロントマンはボーイッシュでかなりかっこいい!女子のモテるタイプの属性だ!

あとギターの女の子はテレキャス持ってた。テレキャス女子っていいよね。(個人的意見)

1曲目の「Famous day」女性ボーカルだが、力強い歌声とともに、なにか伝えたい強い思いが声に感じられて最高にエモかった。

2曲目は定番の「ワタリドリ」で会場を完全に盛り上げてくれた!

 

16バンド目はF.O.P

三重県からやってきた彼らはRed Hot Chili Peppersのコピバンだ。

変態ギター、変態仙人のドラム、ZOROの仮面をつけて見た目から変態なベース。

異色すぎるメンツから繰り出されるテクニカルすぎる演奏の数々。

正直どれを取り上げてもすごすぎてクオリティの高さは見た人しか味わえない。

最後に「Keep On Running」のかっこよすぎるベースの入りからレッチリが今の学生の世代ではないながら、最高の盛り上がりだった。

 

17バンド目はトリチェ3ピースバンド。

UNISON SQUARE GARDENのコピバンである彼らは全員安定して演奏のクオリティがうまい。あとサウンドが最高にカッコイイ。

最初にオリジナル曲から始まり、心地良いメロディの曲だったことが鮮明に思い出される。

2曲目にユニゾンの「きみのもとへ」でギターの爽やかなコードから心地よく始まり、エモいボーカルの声がユニゾンを匂わせる。

安心して音楽に乗れるそんな演奏だった!

 

18バンド目はS☆per UVERworldのコピバン

1曲目は「The Over」で女性ボーカルながら力強い歌声で、UVERとはまた違った良さがある歌声だった。

2曲目は「SHAMROCK」で一気に会場の空気を沸かせた。

中でもドラムはかなりのクオリティで会場の中でも噂になっていた。

 

19バンド目は

Attila名前のままAttilaのコピバンだ。

最後から3番目ということもあり、ゴリゴリに盛り上げてくれた。

会場もラストスパートにかけかなりヒートアップしていて、観客への煽りも効果抜群。

みんなで首を振るスタイル。

全員が楽しんでないと楽しめない!そんなキテレツゴリゴリ雄叫びサウンドで会場の温度も一気に上った。

 

20バンド目はSiMのコピバンでHAMだ。

スト2バンド。

なんと会場がいっぱいになって入場規制がかかるほどに。これはまた熱い。

最高に熱いシャウト。そして忘れちゃいけないのがそれを支えているぶっとい柱になる演奏があるということ。

1曲目に「 Faster Than The Clock」で最初っからクライマックス。

2曲目は「Amy」で地震がおきたのかとおもうほどに縦揺れが。

最後にf.a.i.t.hで熱いウォール・オブ・デスを完成させ。最高の終わり方を見せた。

 

そしてついに21バンド目。

 

マキシマムザホルモンのコピバンでサラダチキン。

最初にトリやりまーすという宣言から早くも数時間がたち、サラダチキンははたしてトリとしてどんな演奏を見せてくれるのか。

最初に「爪爪爪」からスタート。なんだよそれ、最強すぎんか。

あとボーカル一人って何だよ。アレ一人で歌うとか赤飯っていう歌い手くらいだと思ってたわ。

おいまじかよ。始まんのかよ。どうなんだよ。。。。

 

うめええええじゃねぇか。あとベースの女の子ばちかわいいじゃねぇか。いや、それは関係ないとしても歌えちゃだめだろ、一人で歌えちゃだめだろ。正直テンションの上がりようがやばいし観客も頭狂ってんのかってくらいだったし。完全にホルモンのライブだった。

ヘドバンなんて当たり前。地震起こしに来てる。

2曲目に「What's up,people?!」あれ?これまじで一人で歌ってんのか?って思うレベルでクオリティ高すぎ。

ハートランドの箱だけで相当なカロリーが消費されてる。あと温度も10度くらい一気にあがってんじゃねぇかって思うレベル。

二曲目終わったら誰かのメガネが踏まれてバキバキに折れてたし、なんかメガネ壊れたやつが崇められる始末。

すっげぇ狂ってやがる。

なんか二曲目終わってもみんな物足りない感じだった。

そんで予想外の、まさかまさかのアンコール!!

アンコールで「F」を熱唱。そんでもって会場が熱気と共に溢れかえって最高のラストを迎える。

やっぱ音楽ってすげぇわ。

 

最後に。

21組すべてのバンドの演奏を見てきて、やっぱりコピバンするってことは相当難しいことだし、それを承知でクオリティを高めようとしてたり、工夫しようとしてたりでそれがすげえかっこよく見えたし、輝いて見えた。

全バンド相当なリスペクトをもってカバーをしてたし、見た目まで似てるやつもいたし。「音楽が好きだ!」その気持が溢れんばかりの箱でした。いや、溢れ出てたねあれは。

小さな箱だったけどいろんなひとの思いがつまってて、夢があって、輝いていた。

それくらい音楽好きが集まるとこんなすげぇこともできるんだって実感した音楽収穫祭でした!

まさに収穫祭にふさわしいくらい豊作な日だったのではないでしょうか!

つたないレポートでしたが、本当に楽しかったです。ありがとうございました。